新聞記事に考える - 2012.01.04 Wed
朝日新聞1月3日朝刊P.15
文明崩壊への警告 インタビュー記事
ジャレイド・ダイアモンド氏に聞く
内容は以下の通り。
ものすごい長文である。
Q.現代文明は過去とは比較にならないほど進化している。
なぜ過去の崩壊した文明や社会から教訓が学べると考えるのか?
A.今も昔と同じ問題に悩まされていると思うから。
環境破壊や人口爆発は現代だけの問題ではない。
人類は狩猟技術を開花させた5万年前から環境との共存は難しかった。
オーストラリア大陸やアメリカ大陸に進出した人類は
大型生物の大変を乱獲で絶滅させてしまった。
古代マヤ文明は増えた人口を支える燃料や建材を得るため森林の伐採をした。
その結果、土が水に浸食され流され、下流の農地を埋めてしまった。
残り少ない農地をめぐって人々は争った。
支配層も富や権力の拡大に熱中し対策を示せなかった。
気候の変動による干ばつが追い打ちをかけマヤ文明は滅びた。
Q.現代でもそうしたことは起こっているのか?
A.ルワンダにおける虐殺は、人口が増える中、森林を切り過ぎて土が流され
農地の奪い合いで人々が深刻に対立していたことが背景にある。
ソマリアの国家が崩壊したのも、森林破壊と過剰な放牧で国土が砂漠化したことが原因だ。
現代の世界で、重大な環境や人口の問題を抱えている国と政治的に不安定な国は
ほぼ一致している。
Q.文明や社会が維持できるかどうかを左右するのは
今も昔も環境や人口の問題であると?
A.社会の存続を左右するのは環境・人口問題だけではなく
近くの社会との関係や政治の対応にも影響される。
たとえばソ連の崩壊は環境問題ではなく、政治や経済、外交の問題に
きちんと対応できなかったためだろう。
だが、現代文明にとって最も大きな脅威が環境・人口問題であることは間違いない。
今の文明の環境・人口問題は12に分類できる。
1.自然破壊
2.漁業資源の枯渇
3.種の多様性喪失
4.土壌侵食
5.化石燃料の枯渇
6.水不足
7.光合成で得られるエネルギーの限界
8.化学物質汚染
9.外来種の被害
10.地球温暖化
11.人口増
12.一人あたりのエネルギーの増加
この一つでも対策に失敗すれば、50年以内に現代文明全体が
崩壊の危機に陥るだろう。
火のついた導火線つき爆弾を12個抱えているようなものだ。
Q.科学技術の進歩で問題は解決できるのだろうか?
A.多くの人は科学技術の良い面ばかり見て
それが予期せぬ悪い影響をもたらすことを考えない。
20世紀の始め米国に自動車が登場したとき
路上の馬ふんや蹄鉄の騒音から解放された人々は喜んだ。
大気汚染や二酸化炭素の問題は想像もしなかった。
今後開発される技術も予期せぬ問題を起こすだろう。
Q.あなたは現代文明の行く末を予感させる例として
イースター島の崩壊をあげている。
A.イースター島が太平洋の中で完全に孤立し
ほかからの助けを求められなかったからだ。
人間がイースター島に住み始めた9世紀ごろ、島は亜熱帯性雨林に覆われていた。
その後、18世紀にヨーロッパ人が訪れたとき
高さ3メートルを超える木は残っていなかった。
燃料や巨石像を運ぶ資材にするため全て切り倒されたからだ。
海鳥以外の鳥類も絶滅した。
農地も失われ人々は飢えた。
木がないから島を逃げ出すカヌーも作れず、争いあい自滅した。
末期には人肉食が横行していた証拠もある。
現代も地球という孤立した島に住んでいる。
地球環境を台無しにしてしまっても別の星に移り住むことはできない。
Q.現代文明の崩壊は避けられないのか?
A.そんなことはない。
過去にも環境と共存できる社会を作り上げた例はある。
グリーンランドに入植したノルウェー人は環境に適応できず集落自体が消えたが
同じ地域でイヌイットは生き延びた。
江戸時代の日本も森林を保護し、人口の伸びを抑えたことで
260年間ほぼ自給自足を続けた。
日本が安定した社会であり続けた背景にはたくさんの雨、暖かな気候、肥えた土地に恵まれ
農地の生産力や森林の復元力の高さがある。
日本は世界でもっとも環境に恵まれた国のひとつだ。
イースター島は雨の量でも土地の豊かさでも日本ほど好条件ではなかった。
社会を存続させる秘訣は結婚生活を続けるのと同じ。
「現実的であれ」ということだ。
結婚生活を続けるには夫婦の間のあらゆる問題で合意や妥協が必要だ。
それと同じく、水、森林、治安、人口、外交など
次々と生じる社会問題に対策を立てねば
そこから社会は崩壊してしまう。
例えば、今の米国で必要な現実的対応は1%の人々だけの利益を追求するのではなく
全員が満足できる社会を目指すことだ。
経済格差に目をつぶれば米国は立ち行かなくなるだろう。
Q.現代の世界経済の混乱、とくに欧州発の危機は
文明が崩壊する兆しなのか?
A.それは違うと思う。
文明や社会が続くか否かは、完全に「様々な問題にきちんとした決断をしたかどうか」
ということだけに左右される。
経済危機だけで崩壊することはない。
我々は今、直面している問題が最悪の問題だと思いがちだ。
わたしが生きた時代だけでも現代文明は1930年代の世界恐慌
第二次世界大戦、62年のキューバ・ミサイル危機など
大きな危機を乗り越えてきた。
それに比べ、現在の危機がとくに深刻とは思えない。
Q.日本は昨年、東日本大震災を経験した。
天災が文明の崩壊につながる可能性はないのか?
A.一度にお多くの人が死亡する可能性のある事故
人間の力ではコントロールできないと感じる事故について
人々はリスクを過大評価しがちだ。
日本を襲った地震と津波は確かに大参事だったが
長期的にはずっと多くの人々が、交通事故、煙草、お酒、塩分の摂りすぎで死亡している。
ペルーのモチェ文化が干ばつと洪水で
地中海・クレタ島のミノア文明が火山の噴火で大きなダメージを受けたが
社会や文明が突然の天災から受ける影響は総じて限定的だ。
それに火山の噴火がもたらす溶岩や火山灰は土地を豊かにする効果をもつ。
日本はその恩恵を受けてきた。
Q.福島の原発事故についてはどう考えるか?
A.けっして福島の悲劇を軽んじるつもりはないが
原発事故もまた「リスクが過大評価されがちな事故」の典型だ。
米国もスリーマイル島原発事故の後、一人の死者も出なかったのに
新しい原発の建設を止めてしまった。
それは過ちだと思う。
原子力の抱える問題は石炭を使い続けることで起きる問題に比べれば小さい、と考える。
Q.放射能で環境が汚染されるリスクがあっても原発を使い続けた方がいいということか?
A.たとえ原子力の利用をやめたとしても
しばらくは化石燃料にたよらざるをえない。
過去70年間、放射能で健康を損ねた人よりもはるかに多い人が
化石燃料を燃やすことによる大気汚染の被害に苦しんできた。
Q.放射能が人間の遺伝子を傷つけ子供たちへの影響が心配。
放射能廃棄物は10万年以上もの間、危険な放射線を出し続ける。
A.確かにその通りだ。
が、放射能の危険性と同時に化石燃料の危険性も考えるべきだ。
二酸化炭素による地球温暖化はすでに大きな被害をもたらすサイクロンなど
熱帯低気圧を増やしている。
放射性廃棄物は地下深くに封じ込められるが
放出された二酸化炭素は200年間は大気中にとどまる。
今一度、「現実的になろう」と言いたい。
原発事故や地震で、文明が続く可能性が損なわれることはないが
二酸化炭素は現代文明の行く末を左右しかねない問題だ。
Q.今後の文明の行く末について
最善のシナリオと最悪のシナリオはどのようなものか?
A.それを考えるのは簡単だ。
最悪のシナリオから言えば、ソマリアのような崩壊が世界中に広がり
先進国もソマリアのようになるだろう。
我々は環境の再生ペースをはるかに超えて環境を破壊している。
今後、途上国の人々の生活水準が上がれば問題はさらに悪化する。
70億人もの人々が先進国並みの生活をすることに地球の環境は耐えられない。
これは持続できない道であり
大量消費を続けるならば今後50年のうちに確実に起こりうるシナリオだ。
最善のシナリオは持続可能な道だ。
先進国の人々が資源やエネルギーの消費を落とし
一方で途上国の人々は消費水準を上げ両方のバランスをとることだ。
そうすればテロや難民の問題もおさまってくるだろう。
「それは果たして現実的か?」と問う人がいるだろう。
それへの答は、他の選択肢はない、ということだ。
最善と最悪、どちらを選ぶかは我々の決断次第だ。
民主主義の社会では政治家の失敗は彼らを選んだ我々自身の失敗なのだから。
Q.先進国がソマリアのようになるとは想像しにくいが?
A.ローマ帝国やカンボジアのクメール帝国など
強大だった文明が滅びた例はいくらもある。
絶頂期にあった社会が週十年後に突然崩壊することも多い。
人口が増えて人々の生活が豊かになればなるほど
環境への負担が大きくなり崩壊へのリスクも高くなるからだ。
具体的な崩壊の道は、少しずつの悪化と大きな衝撃との組み合わせになるだろう。
環境的、経済的に弱い途上国から立ち行かなくなり
先進国も途上国から食料や資源を得にくくなっていく。
難民が日本にも押し寄せ、経済や治安が悪化するだろう。
国内外で緊張が高まり、北朝鮮が核兵器を使うようなことも起こりうる。
そうしたことを通じて日本は「第二のソマリア」となっていくだろう。
Q.最善のシナリオと最悪のシナリオの可能性は?
A.最善に向かう可能性は51%、最悪に向かう可能性は49%。
悲観的になる材料は山ほどあるが、楽観的になる可能性も多い。
世界最大の小売業者ウォルマートは
魚介類を資源保護に気を配る業者から仕入れることに取り組んでいる。
他にも多くの企業が、長期的な利益につながるという理由で
環境問題に配慮しつつある。
中国の環境破壊は深刻だが、大気汚染などは国民にすでに重い健康被害を与えている。
中国政府も国民の声におされて環境への取り組みを強化するだろう。
現在の状況はどんどん加速する2頭の馬のレースのようなもの。
1頭は進む環境破壊。
もう1頭は環境問題への関心の高まりや環境対策の進展。
どちらが勝つか、今の若者は生きているうちに結果を目にするだろう。
わたし自身は、慎重な楽観主義者だ。
87年、50歳で初めての子供を授かった。
その当時「自分の子供は生きる価値のある世界で人生をまっとうできない」と考えたら
子供をつくろうとはしなかった。
息子たちにも子供をつくるよう勧める。
但し同時に「自分が豊かになるためだけでなく
世界全体が持続できるようになるための努力を怠らないように」と念を押すが。
かなりの長文になったので
読み飽きてしまった方も多いと思う(笑)
突っ込みどころも満載だし、反論もある。
が、いくつかの項目で考えさせられることも多い。
わたしは、彼の言い分がそうだとしても
人類は原発を保有するべきではないと考える。
地球の温暖化は二酸化炭素による大気汚染ばかりが原因とも思わない。
太陽系における地球のサイクルによる可能性もあるからだ。
だが、世界中の人々がわたしと同じ水準の生活をすることも
残念ながら無理だと言わざるをえない。
なら、どうするべきなのか・・・。
これは人類全体の・・・そして今、飢えずに暮らしている側の人間が
考えていかねばならないことだ。
誤字脱字は読解力でカバーしてねん♪
文明崩壊への警告 インタビュー記事
ジャレイド・ダイアモンド氏に聞く
内容は以下の通り。
ものすごい長文である。
Q.現代文明は過去とは比較にならないほど進化している。
なぜ過去の崩壊した文明や社会から教訓が学べると考えるのか?
A.今も昔と同じ問題に悩まされていると思うから。
環境破壊や人口爆発は現代だけの問題ではない。
人類は狩猟技術を開花させた5万年前から環境との共存は難しかった。
オーストラリア大陸やアメリカ大陸に進出した人類は
大型生物の大変を乱獲で絶滅させてしまった。
古代マヤ文明は増えた人口を支える燃料や建材を得るため森林の伐採をした。
その結果、土が水に浸食され流され、下流の農地を埋めてしまった。
残り少ない農地をめぐって人々は争った。
支配層も富や権力の拡大に熱中し対策を示せなかった。
気候の変動による干ばつが追い打ちをかけマヤ文明は滅びた。
Q.現代でもそうしたことは起こっているのか?
A.ルワンダにおける虐殺は、人口が増える中、森林を切り過ぎて土が流され
農地の奪い合いで人々が深刻に対立していたことが背景にある。
ソマリアの国家が崩壊したのも、森林破壊と過剰な放牧で国土が砂漠化したことが原因だ。
現代の世界で、重大な環境や人口の問題を抱えている国と政治的に不安定な国は
ほぼ一致している。
Q.文明や社会が維持できるかどうかを左右するのは
今も昔も環境や人口の問題であると?
A.社会の存続を左右するのは環境・人口問題だけではなく
近くの社会との関係や政治の対応にも影響される。
たとえばソ連の崩壊は環境問題ではなく、政治や経済、外交の問題に
きちんと対応できなかったためだろう。
だが、現代文明にとって最も大きな脅威が環境・人口問題であることは間違いない。
今の文明の環境・人口問題は12に分類できる。
1.自然破壊
2.漁業資源の枯渇
3.種の多様性喪失
4.土壌侵食
5.化石燃料の枯渇
6.水不足
7.光合成で得られるエネルギーの限界
8.化学物質汚染
9.外来種の被害
10.地球温暖化
11.人口増
12.一人あたりのエネルギーの増加
この一つでも対策に失敗すれば、50年以内に現代文明全体が
崩壊の危機に陥るだろう。
火のついた導火線つき爆弾を12個抱えているようなものだ。
Q.科学技術の進歩で問題は解決できるのだろうか?
A.多くの人は科学技術の良い面ばかり見て
それが予期せぬ悪い影響をもたらすことを考えない。
20世紀の始め米国に自動車が登場したとき
路上の馬ふんや蹄鉄の騒音から解放された人々は喜んだ。
大気汚染や二酸化炭素の問題は想像もしなかった。
今後開発される技術も予期せぬ問題を起こすだろう。
Q.あなたは現代文明の行く末を予感させる例として
イースター島の崩壊をあげている。
A.イースター島が太平洋の中で完全に孤立し
ほかからの助けを求められなかったからだ。
人間がイースター島に住み始めた9世紀ごろ、島は亜熱帯性雨林に覆われていた。
その後、18世紀にヨーロッパ人が訪れたとき
高さ3メートルを超える木は残っていなかった。
燃料や巨石像を運ぶ資材にするため全て切り倒されたからだ。
海鳥以外の鳥類も絶滅した。
農地も失われ人々は飢えた。
木がないから島を逃げ出すカヌーも作れず、争いあい自滅した。
末期には人肉食が横行していた証拠もある。
現代も地球という孤立した島に住んでいる。
地球環境を台無しにしてしまっても別の星に移り住むことはできない。
Q.現代文明の崩壊は避けられないのか?
A.そんなことはない。
過去にも環境と共存できる社会を作り上げた例はある。
グリーンランドに入植したノルウェー人は環境に適応できず集落自体が消えたが
同じ地域でイヌイットは生き延びた。
江戸時代の日本も森林を保護し、人口の伸びを抑えたことで
260年間ほぼ自給自足を続けた。
日本が安定した社会であり続けた背景にはたくさんの雨、暖かな気候、肥えた土地に恵まれ
農地の生産力や森林の復元力の高さがある。
日本は世界でもっとも環境に恵まれた国のひとつだ。
イースター島は雨の量でも土地の豊かさでも日本ほど好条件ではなかった。
社会を存続させる秘訣は結婚生活を続けるのと同じ。
「現実的であれ」ということだ。
結婚生活を続けるには夫婦の間のあらゆる問題で合意や妥協が必要だ。
それと同じく、水、森林、治安、人口、外交など
次々と生じる社会問題に対策を立てねば
そこから社会は崩壊してしまう。
例えば、今の米国で必要な現実的対応は1%の人々だけの利益を追求するのではなく
全員が満足できる社会を目指すことだ。
経済格差に目をつぶれば米国は立ち行かなくなるだろう。
Q.現代の世界経済の混乱、とくに欧州発の危機は
文明が崩壊する兆しなのか?
A.それは違うと思う。
文明や社会が続くか否かは、完全に「様々な問題にきちんとした決断をしたかどうか」
ということだけに左右される。
経済危機だけで崩壊することはない。
我々は今、直面している問題が最悪の問題だと思いがちだ。
わたしが生きた時代だけでも現代文明は1930年代の世界恐慌
第二次世界大戦、62年のキューバ・ミサイル危機など
大きな危機を乗り越えてきた。
それに比べ、現在の危機がとくに深刻とは思えない。
Q.日本は昨年、東日本大震災を経験した。
天災が文明の崩壊につながる可能性はないのか?
A.一度にお多くの人が死亡する可能性のある事故
人間の力ではコントロールできないと感じる事故について
人々はリスクを過大評価しがちだ。
日本を襲った地震と津波は確かに大参事だったが
長期的にはずっと多くの人々が、交通事故、煙草、お酒、塩分の摂りすぎで死亡している。
ペルーのモチェ文化が干ばつと洪水で
地中海・クレタ島のミノア文明が火山の噴火で大きなダメージを受けたが
社会や文明が突然の天災から受ける影響は総じて限定的だ。
それに火山の噴火がもたらす溶岩や火山灰は土地を豊かにする効果をもつ。
日本はその恩恵を受けてきた。
Q.福島の原発事故についてはどう考えるか?
A.けっして福島の悲劇を軽んじるつもりはないが
原発事故もまた「リスクが過大評価されがちな事故」の典型だ。
米国もスリーマイル島原発事故の後、一人の死者も出なかったのに
新しい原発の建設を止めてしまった。
それは過ちだと思う。
原子力の抱える問題は石炭を使い続けることで起きる問題に比べれば小さい、と考える。
Q.放射能で環境が汚染されるリスクがあっても原発を使い続けた方がいいということか?
A.たとえ原子力の利用をやめたとしても
しばらくは化石燃料にたよらざるをえない。
過去70年間、放射能で健康を損ねた人よりもはるかに多い人が
化石燃料を燃やすことによる大気汚染の被害に苦しんできた。
Q.放射能が人間の遺伝子を傷つけ子供たちへの影響が心配。
放射能廃棄物は10万年以上もの間、危険な放射線を出し続ける。
A.確かにその通りだ。
が、放射能の危険性と同時に化石燃料の危険性も考えるべきだ。
二酸化炭素による地球温暖化はすでに大きな被害をもたらすサイクロンなど
熱帯低気圧を増やしている。
放射性廃棄物は地下深くに封じ込められるが
放出された二酸化炭素は200年間は大気中にとどまる。
今一度、「現実的になろう」と言いたい。
原発事故や地震で、文明が続く可能性が損なわれることはないが
二酸化炭素は現代文明の行く末を左右しかねない問題だ。
Q.今後の文明の行く末について
最善のシナリオと最悪のシナリオはどのようなものか?
A.それを考えるのは簡単だ。
最悪のシナリオから言えば、ソマリアのような崩壊が世界中に広がり
先進国もソマリアのようになるだろう。
我々は環境の再生ペースをはるかに超えて環境を破壊している。
今後、途上国の人々の生活水準が上がれば問題はさらに悪化する。
70億人もの人々が先進国並みの生活をすることに地球の環境は耐えられない。
これは持続できない道であり
大量消費を続けるならば今後50年のうちに確実に起こりうるシナリオだ。
最善のシナリオは持続可能な道だ。
先進国の人々が資源やエネルギーの消費を落とし
一方で途上国の人々は消費水準を上げ両方のバランスをとることだ。
そうすればテロや難民の問題もおさまってくるだろう。
「それは果たして現実的か?」と問う人がいるだろう。
それへの答は、他の選択肢はない、ということだ。
最善と最悪、どちらを選ぶかは我々の決断次第だ。
民主主義の社会では政治家の失敗は彼らを選んだ我々自身の失敗なのだから。
Q.先進国がソマリアのようになるとは想像しにくいが?
A.ローマ帝国やカンボジアのクメール帝国など
強大だった文明が滅びた例はいくらもある。
絶頂期にあった社会が週十年後に突然崩壊することも多い。
人口が増えて人々の生活が豊かになればなるほど
環境への負担が大きくなり崩壊へのリスクも高くなるからだ。
具体的な崩壊の道は、少しずつの悪化と大きな衝撃との組み合わせになるだろう。
環境的、経済的に弱い途上国から立ち行かなくなり
先進国も途上国から食料や資源を得にくくなっていく。
難民が日本にも押し寄せ、経済や治安が悪化するだろう。
国内外で緊張が高まり、北朝鮮が核兵器を使うようなことも起こりうる。
そうしたことを通じて日本は「第二のソマリア」となっていくだろう。
Q.最善のシナリオと最悪のシナリオの可能性は?
A.最善に向かう可能性は51%、最悪に向かう可能性は49%。
悲観的になる材料は山ほどあるが、楽観的になる可能性も多い。
世界最大の小売業者ウォルマートは
魚介類を資源保護に気を配る業者から仕入れることに取り組んでいる。
他にも多くの企業が、長期的な利益につながるという理由で
環境問題に配慮しつつある。
中国の環境破壊は深刻だが、大気汚染などは国民にすでに重い健康被害を与えている。
中国政府も国民の声におされて環境への取り組みを強化するだろう。
現在の状況はどんどん加速する2頭の馬のレースのようなもの。
1頭は進む環境破壊。
もう1頭は環境問題への関心の高まりや環境対策の進展。
どちらが勝つか、今の若者は生きているうちに結果を目にするだろう。
わたし自身は、慎重な楽観主義者だ。
87年、50歳で初めての子供を授かった。
その当時「自分の子供は生きる価値のある世界で人生をまっとうできない」と考えたら
子供をつくろうとはしなかった。
息子たちにも子供をつくるよう勧める。
但し同時に「自分が豊かになるためだけでなく
世界全体が持続できるようになるための努力を怠らないように」と念を押すが。
かなりの長文になったので
読み飽きてしまった方も多いと思う(笑)
突っ込みどころも満載だし、反論もある。
が、いくつかの項目で考えさせられることも多い。
わたしは、彼の言い分がそうだとしても
人類は原発を保有するべきではないと考える。
地球の温暖化は二酸化炭素による大気汚染ばかりが原因とも思わない。
太陽系における地球のサイクルによる可能性もあるからだ。
だが、世界中の人々がわたしと同じ水準の生活をすることも
残念ながら無理だと言わざるをえない。
なら、どうするべきなのか・・・。
これは人類全体の・・・そして今、飢えずに暮らしている側の人間が
考えていかねばならないことだ。
誤字脱字は読解力でカバーしてねん♪
● COMMENT ●
(*^_^*)
確かに突っ込みどころは満載だ。
そして考えさせられる事もたくさんある。
がしかし、さるも原発はいらないと思っている。
先進国は電力の消費をセーブし、二酸化炭素を排出しにくい 再生可能エネルギーを使い、共に歩んで行くという選択もあるべきだと思う。知恵と自然をうまく使えば可能だと信じているのだがね?
そして考えさせられる事もたくさんある。
がしかし、さるも原発はいらないと思っている。
先進国は電力の消費をセーブし、二酸化炭素を排出しにくい 再生可能エネルギーを使い、共に歩んで行くという選択もあるべきだと思う。知恵と自然をうまく使えば可能だと信じているのだがね?
魔女
探し方が悪かったのか、この記事を全文載せているサイトが見つからず・・・
コピペを断念し、新聞をざっくりと写してみました(笑)
ただでさえインタビュー内容は翻訳でニュアンスが変わっているかも知れないので、出来るだけ本文に忠実に写したつもりです。
節電については、政府の掲げた目標をはるかに上回る成績を上げた日本国民。
15%減という数値は、原発をすべて停止しても賄える電力です。
早寝早起きなんていう手もあるんだよ(笑)
早く眠るって一番の節電対策。
最近は湯沸し(我が家の場合、蛇口をひねると自動でお湯が出る)を極力使わず、お湯が必要なときはヤカンで沸かして水で薄めて使う、など工夫しています。
買い物もなるべく効率よく済ませる、とかね。
無理のない範囲でアイディアを出して実行しています。
あんまり「ぎうぎう」にすると続かないから、緩々と・・・(笑)
コピペを断念し、新聞をざっくりと写してみました(笑)
ただでさえインタビュー内容は翻訳でニュアンスが変わっているかも知れないので、出来るだけ本文に忠実に写したつもりです。
節電については、政府の掲げた目標をはるかに上回る成績を上げた日本国民。
15%減という数値は、原発をすべて停止しても賄える電力です。
早寝早起きなんていう手もあるんだよ(笑)
早く眠るって一番の節電対策。
最近は湯沸し(我が家の場合、蛇口をひねると自動でお湯が出る)を極力使わず、お湯が必要なときはヤカンで沸かして水で薄めて使う、など工夫しています。
買い物もなるべく効率よく済ませる、とかね。
無理のない範囲でアイディアを出して実行しています。
あんまり「ぎうぎう」にすると続かないから、緩々と・・・(笑)
さる
ちょっと偏っているかな、と思いますね。
でも、70億もの人々が先進国並みの生活をすることに地球環境は耐えられない、という事実は重い。
自分の生活の中から、「便利な家電」をどれくらい減らせるかって考えてみたけど、すごく難しかったよ。
それが洗濯機を5回目回してるときでさ、思わず苦笑いだよ。
掃除機だって、かけるのはかったるいけど、なかったらやっていけないし・・・。
家事を女の仕事と決めつける気はないけれど、過去にそういう時代はあったわけで、当時の女性が家から出られなかった理由はまさにここにあったんだな、と思う。
便利さで自由な時間を得た最たる者・・・それは女性なんじゃないか、とね。
けれど自由や権利には責任と義務が伴う。
それが問題なんだよね。
小笠原の自然は素晴らしかったよ。
けれどもあの自然を守るために、島の人々の生活は本土の人間には考えられないくらい制約されている。
小笠原にはクール宅急便が届かない、っていうことも初めて知った。
生鮮食品の輸送は連絡船頼みなんだ。
ガソリンの高さも信じられないくらいだ。
重篤な病にかかったら暮らせない。
けれども、もし生活水準の平均化を考えたら、きっとあれが標準レベルになるんじゃないか、と思う。
頑張ればできないこともないか、な。
でも、70億もの人々が先進国並みの生活をすることに地球環境は耐えられない、という事実は重い。
自分の生活の中から、「便利な家電」をどれくらい減らせるかって考えてみたけど、すごく難しかったよ。
それが洗濯機を5回目回してるときでさ、思わず苦笑いだよ。
掃除機だって、かけるのはかったるいけど、なかったらやっていけないし・・・。
家事を女の仕事と決めつける気はないけれど、過去にそういう時代はあったわけで、当時の女性が家から出られなかった理由はまさにここにあったんだな、と思う。
便利さで自由な時間を得た最たる者・・・それは女性なんじゃないか、とね。
けれど自由や権利には責任と義務が伴う。
それが問題なんだよね。
小笠原の自然は素晴らしかったよ。
けれどもあの自然を守るために、島の人々の生活は本土の人間には考えられないくらい制約されている。
小笠原にはクール宅急便が届かない、っていうことも初めて知った。
生鮮食品の輸送は連絡船頼みなんだ。
ガソリンの高さも信じられないくらいだ。
重篤な病にかかったら暮らせない。
けれども、もし生活水準の平均化を考えたら、きっとあれが標準レベルになるんじゃないか、と思う。
頑張ればできないこともないか、な。
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私の今の生活の水準を少し下げてと言われれば、どうやったらいいかを思案して、
頑張って見るよ〜
母に野菜にお作り方を習っておくわ…
トイレの水も節約する…
電気も…
地球さん…踏ん張ってね。