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2018-06

100日の攻防 - 2018.06.21 Thu

「ちょうど、明日で入院100日目です。
退院、おめでとうございます。
本当に、いろいろありがとうございました」
タナベッチが本日の検査結果をもってやってきた。

うんうん、勉強になったじゃろ?
これからも精進するんだよ。
ある意味、面倒な患者だったと思うが
結構、面白かったでしょ?(笑)
テタニー、忘れちゃだめだよ~!

ちょうど100日か・・・カウントしてなかったけど
長かったなぁ~~~~!
正直言って、今回の入院は、もう生きて帰れないんじゃないかと
本気で思ったこともあった。
が、明日、退院が決定した!!



今日は、車いすなしで外食から何事もなく戻ることが出来た。
本日の行く先は、新富町宮川本店。
先日の竹葉亭に次ぐ、鰻の老舗である。
今回は、個室を用意してもらった。
室料が別料金かかるが、背に腹は代えられない。
食後、ほんの10分程度、ごろりと横になって休んだ。
やはりこれが良かったようだ。
何の問題もなく、自力で部屋に帰って来られた。
鰻も美味しかったが、それが何より嬉しかった。

15時から、狸と入院中最後の会合。
これまでの報告と、入院中にかかったストマ装具の清算について話し合った。
今後の治療に関しては
外部の審議会の検証結果待ち、ということで
そこからまた、スタートとなる。
「生きている間に何とかしてくださいね」と釘を刺しておいた。

16時から、外科科長の最後のお話。
とりあえず、外科としての任務は終わったよ、という報告。
科長、君の予想を裏切って、今度会う時はもっと太っているからね。

仲の良かった看護師とは抱き合って
そうでなかった看護師ともそれなりに
最後の挨拶を交わす。

明日は退院。



多分、明日は泣きます、わたし。
号泣します。
もう、言っときます。
それで、ブログもさぼるかも知れません。
100日・・・会えなかった毛むくじゃらたち
そして懐かしくて愛しい我が家に帰ったら
泣かないわけがありません。
草ボーボーの庭、虫食いだらけの桜の木
木漏れ日の揺れるリビング・・・
小鳥の囀りと風の音と、猫の鳴らす喉のグルグル。
音と言ったらそれだけの、静かな暮らしに戻ります。

これまで、応援して下さった皆さん
元気玉を送り続けて下さった皆さん。
本当に本当にありがとうございました。
戦いは実はこれからが始まりですが
ここはひとまず、休戦ということで・・・

何も返せるものはないけれど
精一杯の愛をこめて、ありがとう!



ほんで・・・これからもよろしく!
てへっ!




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退院までのカウントダウン - 2018.06.20 Wed

18日午前7時58分、大阪を震度6弱の地震が襲った。
大都市直下型の地震である。
規模の大きな被害が報告されていないのは
揺れている時間がごく短かったためと思われる。
但し、犠牲者の数は今後も少しずつ増えていくだろう。
なぜなら、都会には所謂「ゴミ屋敷」に隠れ住んでいる人が
数多く存在するからだ。
今回、屋内に居て犠牲になった方のほとんどが
家屋の倒壊と言うより、家財の散乱による圧死である。

痛ましいことに、違法建築のブロック塀の倒壊に巻き込まれ
幼い命が犠牲になった。
安全基準を満たしていないブロック塀の危険性は
2005年に宮城で発生した同等クラスの地震で明らかになっており
位置的に、阪神淡路の大地震の影響も少なからずあったはずなのに
放置されたままであったことに驚かされる。
しかも、倒壊したブロック塀が犠牲になった子供の通う
小学校であったという点に愕然とする。

日本という国土において、地震の被害を免れる場所はない。
日本は自然の豊な風土であるがゆえに、自然災害のリスクも高いのである。
それは、この国で暮らす以上、忘れてはならないことだ。
いざという時に、どう生き延びるか。
このことである。

これ以上の被害が拡散しないことを願う。
わたしに出来ることは微々たるものだがちりも積もれば山となる。

でも・・・自分本位に考えれば
ここに居る間、関東に大きな地震は来てほしくないと切実に願った。



弟から、ねぎらいのメールが入る。
あったま悪いけど(笑)いや、マジで・・・
シスコンで可愛いやつさ。



本日のミッション。
1階の書類受付に生命保険等に必要な書類申請をしに行く。
同時にコンビニで書類送付用の切手を買う。
エレベーターに乗って行くのだ。
どきどきだ。
はじめは車いすで行こうかと思ったが(助手さんの補助付き)
退院を目前にして、これくらいのこと一人で出来なくてどうする、と思った。
出来ないなら、退院どころの話じゃない。

もちろん、出来た!
だから、これを書いている。
ふっふっふっふっふ。
やれば出来る子だ。
病院の中だしね、何かあったら看護師を呼んでもらえばいい。
ご褒美は、マッサージ50分。

明日は、また外食にチャレンジ。
よしっ!今度こそ!









きっちり年貢を納めた - 2018.06.19 Tue

昨夜は、今日のことを考えると憂鬱で
嫌だなぁ~と思ってはいたものの
割とすんなり眠りについて朝を迎えた。
わたしはどうも土壇場に強いらしい。
(しかし、そもそも首を切られなければならないほどの罪人ではないが)

朝のおめざを食べる時には、すっかり忘れていたくらいだ。

母はとても元気で、前回会った時より
少し太って見えた。
生花と香水は禁止だ、と言ってあったのに
香水の香りがする。
ミスディオールだ(ちゃんちゃらおかしい)
「だから、香水はダメだよ、って言ったでしょ?
エレベーターにも張り紙がしてなかった?」
「あら、今日はつけてこなかったわよ。
下着に香りがしみ込んでいるのかしら?」
「ああ、そうかもね。
自分じゃ分からないからね」
「やだ、匂う?ごめんなさい」
「ここはがんの専門病院だからね。
抗がん剤治療をしてらっしゃる方には
そういう匂いで気分を悪くされる方も多いから」
「そうなのね。
気が付かなかったわ」
よしっ!先手を取った!(笑)

そこから30分ほど・・・簡単にこれまでの経過を話す。
母はそれよりも自分の話を聞いて欲しそうだったので
途中、随分省略したが、一応話した、という既成事実は残しておかねば。
それからは、母の喋りたいように喋らせた。

「ところで、なぜお友達にわたしの入院の話なんかしちゃったの?
言わなければ、来ることもなかったのに」
「だって、3月の歌舞伎、断ったんだもの」
「でも、今日は食事会に出るんでしょ?
歌舞伎も断ることなかったじゃない?」
「さすがに、そういうわけにもいかないと思ったのよ」
「気にしないで行けば良かったのよ」
「そうね。
だから今日はこうやって参加してるじゃない」

何気ない会話のように聞こえるが
この短い会話の中に「?」がいっぱいなことにお気づきだろうか(笑)

「4人部屋の時に、見舞いを断ったのは
ママは病気のことは何も知らないって、よく言ってるけど
がんの治療をされている方って
吐いたり、咳き込んだり、そんなことは日常で
そりゃ、匂いもするし、声も聞こえるし
そういうのにママが耐えられるとは思えなかったからなの。
だめでしょ?そういうの」
「え・・・だめ」
「うん。
だからね、断ったの。
それなのに、強引に来るって言い張るから」
「そうだったのね」
「そう。
それにね、病院との交渉やらなんやら
やらなきゃいけないことがいっぱいあって
わたしもすごく大変だったのよ」
「分かったわ」

やれやれ、うまく言いくるめたわい。

ほどなくして、昼食の配膳の音が近づいてきた。
「何時に待ち合わせしているの?
わたしもそろそろお昼みたいだから」
「あら、長居はするつもりなかったのよ」
「じゃ、今日は楽しんできてね。
どうもありがとう」
「ううん、じゃ・・・元気でねって言うのは変ね」
「そうだね。
まぁ、いいんじゃない?(笑)」

そこで母の瞳がうるんでいるのに気づいた。
あ、こいつ、自分に酔ってやがんな。
まさか、抱きついてくる気じゃあるまいなっ!
若干、身を引いたら、手を差し伸べてきたので
それは快く握り返してやった。

はいっ!終了!!

無事、年貢を納めたぞっ!
母はきっと自己満足に陶酔できただろうし
めでたし、めでたしである。

午後から、たぁちゃんが癒しに来てくれる。
おお!ナイスタイミングっ!
二人でがはは笑った。
笑う門には福が来るのだ!


年貢の納め時・・・ - 2018.06.18 Mon

執念深いというか、諦めが悪いというか・・・
ただ単に、友人たちの手前、体裁が悪いからなのか。
入院当初、見舞いを断ったら腹を立てて(決して悲しんだりしていない)
「癪に障るから、もう絶対に行かない!」と切れまくっていた母が
友人たちとの昼食会に参加するため銀座に出てくるので
「顔を見に行きたい」と言い出した、と弟からメールが来た。
がんの再々再発で入院している娘に
見舞いを断られた事実を全く顧みず
しかも、癪に触って切れるような婆になんか
こっちも会いたかないので
「絶対」来ないのは願ってもない幸いと思っていたのに。

「友人の手前、一度も見舞いに行っていないのは
体裁が悪いからだと思いますが
そんなに長い時間いることはないだろうと思うので
少しの間だと思って辛抱してください」と、弟に説得されてしまった。
母とわたしの板挟みで弟も困っているのだろう。
なんでも、すごく痩せてしまったから
会わない方がいいと母のことも説得してくれたらしい。
弟に丸投げしてばかりいるのもどうだろう?と思った。

心配してくれているならまだしも
体裁のためだけに見舞いをごり押ししたい婆なんか
どうでもいいけれどもね。

何の因果か母娘になってしまったのが運の尽き。

明日、クソババ降臨だ!
せっかく、予約してあったヘッドマッサージに行っても
爽快さが半減してしまったし
今日という日がなんだかぐずぐずになってしまったが
仕方がない・・・

仕方がないのかなぁ?

内科の医師が来た。
まだ、地元の病院云々の話をしている。
こいつらもしつこい。
次回、同じことを繰り返すなら
はっきりと宣言するつもりだ。
わたしはここに通う。
否、通うも転院するも、決める時はわたしが決める。
その話はもうするな!

あ・・・気が立ってる?(笑)

果報者 - 2018.06.17 Sun

一日一回交換する、と決めてから
順調に進んでいたストマ交換であったが
本日午前9時、22時間しかもたず決壊!
駄々洩れの朝・・・最低だぜ。
しかも、食後。
どういうことか、と言えば、また、排泄物が落ち着くまで
ストマ交換は出来ない、ということだ。
しかも、こういう日に限って
だらだらと排泄が続くときたもんだ。
2時間もの間、下半身を排泄物に塗れさせたまま
ただ呆然と時間を見送る。

惨めっちゃぁ、惨めだし
情けないっちゃぁ、情けない。
けど、どちらでもないっちゃぁ、どちらでもない(笑)

そんなことより、ストマが剥がれそうな予感を
もっときちんと感じ取らなければいけない。
朝起きてすぐにそれはなかっただろうか?
なんかちょっとだけ、あった気がしないでもない。
一人反省会。

11時、ストマ交換完了。
色んな意味で消耗した。

学くん、友人、弟夫婦が来てくれて
とても楽しい一時を過ごすことが出来た。
友人の熱いハグが力強くて元気をもらった。ありがとう!
あたしゃ、幸せもんだ。

終わりよければすべてよし!


リハビリ第二弾 - 2018.06.16 Sat

午前中にストマの交換をすべく
早朝5時に起床、6時には用意を始めて朝食を摂る。
一日の生活を考えると、このパターンが最も理想的だ。
諸々、準備万端調えて、お昼は外出許可を得て銀座へと繰り出した。
お供は学くん。
お供と言うより、完全に保護者であるが・・・

銀座のイタリアンを目指す。
予約を入れてあるし、店まではタクシーだし
歩くのはほとんど院内だけである。

友人の縫ってくれた紺のワンピースを着て
首回りにサーモンピンクのシルクストールを巻いて
精一杯のお洒落・・・とはいえ
靴ががんセンターのリハビリ用スニーカーじゃぁ
せっかくのワンピースも台無しだ。
しかし、他にないので仕方がない。

もし、体力的に余裕があったら
帰りに靴屋を覗いてみるのもいいかなぁ、などと考えた。

小さな白いビルの8階にその店はある。
こじんまりとしているが、気持ちよく整えられた店内。
土曜日とあって、客層は40代の女性グループと
50代の夫婦が一組。
それにわたしたちだけであった。

料理は薄味で上品。
どちらかと言えば、さっぱりとしており、癖がない。
かなりのボリュームであったが、すとんとお腹に落ちていく。
焼きトウモロコシの芯に帆立のムースを詰めた温製前菜が美味しかった。
スカンピの存在感が薄かったけど。
あと、冷製カルボナーラが良かった。
メインの黒毛和牛のミスジステーキまでフルコース。
もちろん、完食。
デザートのマスカルポーネチーズアーモンドケーキまでぺろり。

ただ、この後がいただけなかった。

シェフまで厨房から出て見送ってくれたというのに
エレベーターに乗った途端、例の脳貧血に見舞われた。
ビルを出たところでへたり込む。
エレベーターがまずいのかなぁ。
タクシーに押し込められてがんセンターへ。
部屋の鍵がなかなか出てこなくて(ナースステーションに預けてあった)
車いすの上で気を失いそうになったが(笑)
ベッドに倒れこんでギリギリセーフ!

血圧を測ったら、またもや70台まで下がっていた。
ダメだ、こりゃ。

これは由々しき問題である。
が、わたしは考える。
確かに同伴の人には心配も迷惑もかけるかもしれないが
相手さえ了承してくれるなら
今後も外食にはチャレンジしたい。
これでめげたら、先に進めない気がする。

だって、10日後には退院するかも知れないんだよ。

ヨッパちゃん、息子が来る。
そのころにはもう、脳貧血のことはなかったかのような
和やかな時間を過ごすことが出来た。
結果オーライ。

進み始めた - 2018.06.15 Fri

午前中はいつものように眠い。
リン酸コデインを呑んでいるので
その影響も少しあるかも知れない。

そう言えば、帰宅したらリン酸コデインは飲まなくていいの知らん?

お昼近くに、微笑組(精神腫瘍科の連中)が大挙してやってきた。
いつものお姉ちゃんがにっこり微笑みながら「回診です」
部長も入れて総勢8名。
ちょっと待って。
するって~と何かい?
あっしは、精神腫瘍科の患者リストに載ってるってことなのかい?
ま、まぁ、いいけど・・・迷惑な話だ。

近況報告をした。
わたしにはこの人たちに相談したい悩みや困りごとはない。
なるべく話を深堀せず、平べったく話した。
出来れば、早く出て行って欲しい。
乱暴者の婆は思う。
「うざっ」

一日一回交換することにしてから
ストマのコントロールは順調である。
これは大きい。
イレオの場合、自分の好きな時間に交換できるわけではないから
交換する時間帯を念頭に置いて
食事のコントロールもしなくちゃならないし
水分補給も考えなければならない。
それが面倒と言えばそうだが、仕方がないのである。

外科の回診もあった。
科長は「あと3回は必要ないよ~~~」と言っている。
はいはい。

内科も来た。
千客万来だ。
昨日自分で決めたこと、諸々のこと、全部をまとめて伝える。
医長は「分かりました」と快諾してくれた。
スキッパがボケた顔をして聞いていた。

気分を一新したかったので、マッサージを頼んだ。
お兄ちゃんは人気者なので、予約を取っておかなければ
なかなか捕まらない。
小一時間待つ。
やっと捕まえたお兄ちゃんに足、背中、頭のマッサージをたっぷりと50分。
もうね、めちゃくちゃ気持ち良かった。
これ、はまるわ。

「体調はどう?」と訊かれると
「可もなく不可もなく」と答えているが
それでも、毎日自分で体重を測り
シャワーも浴びている。
食事ごとに自分でお茶を淹れ後片付けもする。
病棟歩きも復活できそうだ。
体重も増えないが、減っていくわけでもない。

わたしの小腸は頑張っている。
だからわたしも頑張る。



食べる!

おめざ・・・葱味噌パン

朝・・・

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ブドウパンと昨日の残り物焼売と・・・。

おやつ・・・

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年に何度も食べられない超高級フルーツ
宮崎マンゴー、太陽のタマゴ。
自分へのご褒美。

夜・・・

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唐揚げ、タイ風蒸し鶏とパクチーのサラダ。

夜・・・シロクマ。

おめざ・・・葱味噌パン。

朝・・・

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チャーハンお握り。唐揚げの残り。千切りたくわん。

昼・・・

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斉くん作、タンメン。
もぉ、ぐっ!!

おやつ・・・ポテチ、シロクマ。

夜・・・

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烏賊刺身。

2018061401 (3)_R

サザエ刺身。

2018061401_R.jpg

これらをこうして酢飯と一緒に手巻き寿司にして食べる。

2018061402_R.jpg

鯵のたたきもあるでよ。

2018061403_R.jpg

山葵も欠かせない。

夜おやつ・・・シロクマ。

おめざ・・・じゃがいもとベーコンのピザパン。

2018061501.jpg

朝・・・

2018061502.jpg

マカロニサラダとメロン。

昼・・・

2018061503.jpg

漬けとマカロニサラダと病院食のヒレカツ。

おやつ・・・ポテチ、シロクマ。

夜・・・

2018061504.jpg

麻婆豆腐、焼きそば。

運試し - 2018.06.14 Thu

本日の体調、可もなく不可もなく。

斉くんが、友人からのプレゼントと
盛りだくさんの食べ物を携えて見舞いに来てくれた。
自家製麺のタンメンも美味しかった。

さて、本日、改めて消化器内科の医師がやってきた。
レジデントオカちゃん。
下の前歯がすきっぱだ(関係ないけど)
自分の主張(病院側のマニュアル)をまず言うタイプ。
自信がないんだろうね。
患者の言葉を聞く余裕がない。
そっか、上から目線で叩きつけるようにものを言うのは
自信がないからなのかぁ~、などと一人心で頷くワタクシ。
ただ、どんなに強い口調で言われても
自己主張はさせてもらいますよ、というのがわたしの方針である。
スキッパくん、すごすごと退散する。

彼が言うには、この病院、つまりがんセンターでは
基本的に抗がん剤治療は外来でしか行わない。
しかし、わたしがここに2週間に一度通院するのは難しいだろう。
だから、地元の市民病院なりと連携をとって
治療を進めていくしかないのではないか。
(出来れば市民病院に丸投げしたい、としか聞こえないのが残念)

その後、彼の上司である医長のあっちゃんがやってきた。
彼の補足説明によれば・・・
外来で通院出来る体力と条件が揃わなければ
抗がん剤治療を行わない、というのは
そうでなければ、抗がん剤で症状がより悪化してしまう可能性があるから。
下手をすれば、抗がん剤で死に至ることもある、とのこと。
なるほど・・・そう言えば、北里で抗がん剤で弱っていく患者を
何人も見てきたことを想いだした。
「では、体力が戻るまで待つしかないってことですね」
「そうだね。
でも、伊東からここに通える?
あんまり現実的じゃないんじゃない?」
「いろいろここに至るまでの経緯があるので
軸足はこの病院に残しておきたいんですけどね」
「そうですか。
ただ、CT検査の結果で変化なしと出ていても
がんは確実に大きくなっているわけで
一日も早く治療を開始した方がいいに決まってる。
通える場所で治療する、という選択肢も検討下さい。
それに、もし、もう治療も何にもしていないなら
家に帰った方がいいと思うよ。
こんなところにいても、いいことなんか少しもない。
家に帰った方が体力の戻りも早いしね」

なるほど、ごもっとも。
そうかも知れない。

丸投げされたのは、わたしかぁ~。
自分のことだから、自分で決めなきゃならないのは分かっているけど
難しいよなぁ・・・

科長は能天気に「数値は全部許容範囲だし
2週間に一回なら通えるんじゃない?」とか言ってるし・・・
タナベッチは、まだ難しい顔をして
「もう少し、経過観察をするべきだと思う」と言う。

どうすっぺねぇ。
しばし、考える。
よし(はやっ!)ここはひとまず、あと3回は血液検査をして経過を観察しよう。
それで、数値に特別変化がない、もしくは問題が発生しなければ
ここで抗がん剤治療を始めてもらおう。
無理かどうかは分からないが、2週間に一度通うことを前提としてそうしよう。
無理だったら、その時、市民病院にシフトするなり
治療をいったん休むなりして
今後の方針を練り直そう。
それで良くない?

小腸よ、それまでに頑張って
もっと栄養を吸収しておくれ!

頑張るから。
頑張って食べるから(笑)


やっと出口が見えた? - 2018.06.13 Wed

長いトンネルだった。
出口が見えず、真っ暗闇の中を
ただひたすら手探りで歩き続けた。
なんてね、ちょっと浸りすぎかね。てへっ。
でもまぁ、本人にしてみれば、そんな感じだったわけ。
家で待っている(?)毛むくじゃらたちのことを想うと
涙が出てきそうになるくらい、今回の入院は堪えた。
今まで、こんなことはなかった気がする。

桜の季節が終わり、本格的な春を見ることもなく
初夏の風もホトトギスの初音もなにもないこの病室で
じっと待つだけの日々・・・だけじゃないし・・・事件は現場で起きる。
焦るな、じれるな、耐えろ!
そう自分に言い聞かせて歩いてきたのだ。

出口は必ずある。

今日、朝の回診で、科長が言った。
「点滴なしでも大丈夫そうだね、うん、これだったら退院してもいいよ」
もちろん、この科長には先走る、という悪い癖があるのは差し引いて
それでも、やっと退院という一言が出た、というのが嬉しかった。
慎重派のタナベッチは、もう2~3回血液検査をして
その結果を診てから、という見解だ。
それは当然のことと思う。
それに、内科の医師に今後の治療について説明を受けなければならない。
狸とも話し合わなければならないだろう。
退院するまでにクリアしなければいけないことはたくさんある。

でも、退院という出口がうっすら見えてきたことは事実だ。



体調が良くなったら、たぁちゃんと二人で
どこかにお昼を食べに行こう、と約束していた。
今日、それを実行に移した。
築地界隈は江戸時代からの古い町で
震災や戦争で焼け野原になってしまったが
今も老舗と言われる名店が多く点在している。
奥銀座といった位置でもある。

ウィキペディアにも、夏目漱石の作品にも出てくる鰻の老舗「竹葉亭」に行く。
友人に縫ってもらった服を着て行く。
「やっぱりぴったりした服は違うね。
そんなに痩せたのが目立たないよ」
たぁちゃんも絶賛!

歩いても5~6分で行けそうな距離だがタクシーに乗った。
リーズナブルなうな丼を食べるなら
待つのを覚悟でその日に行かなければならない。
予約はコース料理を注文する人のみの特典だそうだ。
いつもは並ばなければ入れないと聞いていたので
開店時間に合わせて到着。
なんと、ラッキーなことに席は空いていたのであった。
わっはっはっはっは。

敷居の高そうな料亭の風情だが、ランチのうな丼は安い。
うざく、うまき、ジュンサイ、胡麻豆腐、茄子の冷製、滝川豆腐を注文。
鰻は出来上がるまで時間がかかるから
これくらい頼んで待つのがちょうどいい。
軽く生ビールを一杯(え?)
3か月ぶりのビールだったが、ちびちび飲んだので
醍醐味は感じられなかった。
全ての料理がとても美味しかった。
江戸料理ではあるけれど、武家料理なので味付けは上品。
口に合った。
鰻のたれもさっぱりと辛口だった。
これがね、どんどん入っていくんだねぇ。

がりがりに痩せた婆がうな丼をぺろりと平らげる(笑)
周囲の驚いた視線が痛い。けけけけけ。

病院に戻ってエレベーターに乗ったら
立ち眩みのようなになった。
血圧が下がったという感じ。
ベッドに戻って血圧を測ってもらったら上が77・・・
そりゃ、脳貧血起こすわ。

たぁちゃんと二人で「寝よ、寝よ」と
がーがー昼寝をした(たぁちゃんも!)
そしたら治った(笑)
タクシー乗り場まで歩いただけなのになぁ。

「栄養不足だよね」とタムラッチ。
あ、さよか。

ストマがもってくれて良かった。


次行ってみよう! - 2018.06.12 Tue

昨日の今日、とにかく一日眠たかった。
そのくせ、そういう時に限ってストンと眠れない。
どうなっとるんじゃい!

まだ、ぴたっとへばりついてくれている
剥がれる予兆のないストマ装具を無理やり交換するのは
ちょっと気持ちが揺れた(笑)
こんなところで吝嗇なんだからぁ~。
それでも、同じ過ちを繰り返したくはないので
交換決行!

ストマ装具の面板は、かなりの負荷がかかっても剥がれないように
かなり強い接着力がある。
それが健在な状態で剥がすとなると
皮膚に大変な負担がかかる。
その対策に剥離剤という液体があるのだが
これが格段に進化している。
一滴落としただけであっと言う間にペロンと装具が剥がれるのである。
画期的だ。

しかしそれは、取りも直さず
ある成分に装具の接着剤がとても弱い、ということになるのだが・・・。
わたしの排泄物には、その成分が多く含まれているのかしらん?

ともかく、早めの装具交換で安心を得たのだった。
簡単なことだったんだよなぁ。



足が痛い。
ついに痛み止めを呑んだ。
今のところ、これでなんとかなりそうだ。
カロナールで何とかなる程度の痛み、ということで
自分を慰める。

「内科と相談して本格的に抗がん剤の投与を考える」そうだ。
「出来れば、もう少し体重が戻って欲しいところだけれど」
わたしも出来れば戻したい。


そのためには・・・
食べるしかないっ!

おめざ・・・赤飯

朝・・・

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天然酵母巨砲レーズンパン。
てんこ盛りのサラダとデラウェア。

180611_083536.jpg

もちろん紅茶。

昼・・・

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シジミの味噌汁はインスタント。
けど、これは意外と美味しい。

おやつ・・・たらこのお握りと赤飯のおにぎり。

夜・・・

180611_181938.jpg

メンチカツと白菜の漬物は自前。

おめざ・・・ピザパン。

朝・・・

180612_084125.jpg

葱味噌パン、パイナップルは自前。
からの器には、夏ミカンが入っていた。
食べちゃった、てへっ。

おやつ・・・アンドーナッツ。

昼・・・

180612_124337.jpg

焼きそばが美味しかった。

180612_130104.jpg

友人が見舞いに持ってきてくれた柑橘。
なんていう名前だっけ?
これ、好き。

おやつ・・・浅利ご飯のおにぎり2個!

夜・・・

180612_182439.jpg

さすがに焼売完食とはならず・・・
これは中華街のもの。

おやつ・・・シロクマ。

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